internet:purpose_of_the_internet
インターネットの目的
コンピュータとコンピュータをつなぐ技術は、インターネットが最初ではありません。最終的にインターネットにまとまっただけで、それまでは、いくつものネットワークが乱立していました。
目的は、情報を共有すること。例えば、遠くにある大学同士で研究者の情報交流をするのに、電話では複数での会話はできませんし、言葉だけでは伝えるのが難しいこともあるでしょう。それを文字にして、同じ研究をしている人がその文書を見ることができれば、研究も進むでしょう。
インターネットの歴史は、検索すればいくつも紹介しているサイトがありますが、インターネットの前身となるARPANETというネットワークの開発は、国防総省の資金提供の元、大学と研究機関のプロジェクトでおこなわれたため、複数の人が関わっています。
日本人にもインターネットの開発に関わっている人はいます。慶應義塾大学の村井純氏は、今では当たり前となっているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)を考えた人です。ccTLDとは、「.jp」とか「.cn」とかっていうURLの国をあらわす部分のことです。
なお、インターネットは、コンピュータ同士をつなぐ技術のことなので、実際に動いているインターネットの通信網全体を管理している人あるいは団体は存在しません。パケットのやりとりが定義されているだけなので、途中の通信網は何でもいいのです。
最初に一般家庭でインターネットに接続したころは、パケットを音に変換し、普通の電話回線で接続していました。今では、光ファーバーや携帯電話のデータ通信でも接続できます。端末の機器がインターネットのパケットを処理しているだけなのです。
internet/purpose_of_the_internet.txt · 最終更新: 2022/10/09 (外部編集)